女性の政治家は長い歴史を見ても、男性に比べて極めて少ないものです。
なぜ男性の政治家よりも女性の政治家が少ないかという理由は、昔から男性が優位な社会システムによるものと考えられます。
海外では少しずつ女性の政治家が増えてきていて、日本でも少し遅れてはいるものの、数は目立つようになりました。
それでも簡単に男女の比率が同じにはならない現状があります。
男尊女卑の考え方は大昔から世界に存在する
世界的なシステムの歴史と、日本独特の考え方の両方を思い出す必要があります。
男尊女卑の考え方は大昔から世界にはありますが、元々は仏教の時代から存在するよう。
女の人は男性のように厳しい修行が難しいという単純な理由もあったようです。
昔の僧侶などは、ぼろぼろの服を着て山にこもって修行をしていました。
持ち物といえば歯をケアするための爪楊枝くらいということも。
そんな中で修行が行われていたのですが、裸同然の格好で道端にいることは、女性には難しいことでしょう。
昔の治安のことやテクノロジーが発展していない状態を考えると納得がいきます。
そのため神社やお寺では女の人がいまだに入ることができなかったりします。
しかし、それは単なる状況がそうだっただけで、根本的な男女平等とは違うことも。
女の人は男性と違って子供を出産することができるという理由もあります。
男と女の本質的な違いが、政治家が少ない理由の始まりになっていたと考えることができます。
男性と女性の違いによるメリットはたくさんある
現在では、様々な理由や障害によって男女を区別する必要がなくなっているよう。
なので大昔のように男と女を分ける意味も無くなってきています。
もちろん男性と女性の違いによるメリットはたくさんあり、女の人が得意な場所では女の人が思い切り輝くべきですし、男性が得意なことは男性が輝くように行動すれば良いものです。
政治の場では、女の人をある種のシンボルとして、目立つ場所で演説を行い、票を獲得する戦略がとられています。
女の人のコミュニケーション力や場を和ませる力は男性には真似できない部分も多いので、活かされるべきでしょう。
しかし、それだけでは単なる適材適所の考え方になってしまうので、本質的な改善にはなりません。
本当に男女が同等として存在するためには、どちらがどちらを選んでも良いというような自由さが必要です。
それは昔にはできないことでしたが、今ではテクノロジーが発展している理由から、可能になりつつある現状です。
男と女を区別しなければシステム的に上手く行かなかった時代は終わろうとしています。
今後は、男女の差はテクノロジーによって無くなることも。
妊娠して子供を出産しなければならない必要性は無くなります。
誰もがベビーシッターを雇うことは現在では難しい問題になっている
人工的な技術が発達するにつれて、女性が赤ちゃんを身ごもる理由がいらなくなることに。
もしも赤ちゃんを別の場所で安全に生むことができるなら、男女の差の大きな一つがなくなることになります。
子育ては今でも代わりに誰かが行うことはありました。
昔にもベビーシッターが存在していて、忙しい女の人は昔から子育てを助け合って行っていたようです。
誰もがベビーシッターを雇うことは、現在では難しい問題になっています。
テクノロジーが発達することと、誰もが経済的に自由になることは繋がっています。
今後はロボットによる育児も行われきますが、その時に育児にかかる料金を払うことができないのであれば、科学の恩恵を全く受けることができません。
科学が発達するにつれ、物の価値が少なくなります。
昔は物を製造するコストが大変に多く、たくさんの人が何かをしなければ一つの物を作ることができませんでした。
人件費がほとんどかからない状況で物やサービスを提供することが可能になる
新しいテクノロジーにより、人件費がほとんどかからない状況で物やサービスを提供することが可能になるので、値段は著しく下がります。
新しい技術をより低コストで行える時代に突入することにより、男女の本当の平等が少しずつ生まれるはずです。
あらゆる制約によって、男の人と女の人のできることや、実際の立場などに差ができてしまっていた事実があります。
女の人はそれにより社会で十分に活躍できなかった時代が続きました。
様々な制約が解除されることによって、そもそも男女の差が存在するだけでなく、男であるか女であるかを自由に選択できるようになります。
それはファッションのコーディネートのように、自分の好みや気分によって変えることができることも。
時代が新しい方向に向かうことが、男女の差を無くすための一番の方法となります。
その割には男女の差がゆっくりとしか変わっていない現状があることも事実です。
まとめ
大昔のまま、時代が変わってきているのに仕事のポジションや利益のことが上手く平等にならないままだと、不満を持っている人は少なくありません。
画期的な変化が地球上に現れることにより、様々なことが劇的に変わることが予想されます。
その変化は大きくていきなり変わることは大変なので、少しずつ移行していく必要があるのかもしれません。
参考:畑恵 船田元