累計1900万台以上という空前絶後の記録を叩き出したファミコン
ファミコンと言えば現在も愛されている全てのゲームの元祖といっても過言ではないです。
1983年に発売された家庭用ゲーム機、正式名称「ファミリーコンピュータ」と呼ぶ高性能な筐体とコントローラはまだ業界が黎明期だった事もあり、瞬く間に人気を博しました。
最終的に累計1900万台以上という空前絶後の記録を叩き出し、2016年や2019年には復刻版として復活したりと長く愛されています。
そんなファミコンの魅力の1つにゲームソフトが挙げられるのは言うまでもないです。
これはファミコンに限った話ではなく、例えばPSではゲームの世界にトリップした挙句に透明人間になってしまう引きこもりの少年がラブを集める「moon」、全ての願いを叶えるという遺産を巡って2人の主人公が冒険する「デュープリズム」などが隠れた名作として紹介されています。
こうしたソフトのほとんどはPS4などでダウンロードすれば遊べる仕様になっているものの、中にはダウンロードに登録されていない作品もあるものです。
何よりも遊んだ記憶は楽しかった思い出であるため、懐かしさを優先するなら当時のソフトのほうが恋しいと言えます。
●スーパーマリオブラザーズ3
子供の頃にファミコンに夢中になった人たちは大勢いるはずですが、そんな人たちがハマったと言えるソフトとなると多種多様なはずです。
まずこの頃に、名作「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズの先駆けとなった第一作や第二作が販売されています。
しかしこれらの名作はPSやPS4でも大人気です。
もちろん「みんながハマった」と断言できますが、なおかつファミコンらしいソフトで挙げるなら「スーパーマリオブラザーズ3」が真っ先に挙げられます。
「スーパーマリオブラザーズ3」、略して「マリオ3」は1988年に発売されました。
その発売本数は世界規模ではおよそ1728万本、国内では約384万本という驚異的な記録です。
システムはシリーズ恒例の横スクロールで様々なステージをアクションで乗り越えてゴールを目指していくものですが、「マリオ3」では可愛らしいキャラクターとそれを描くグラフィックのレベルの高さ、飛行やカエルなどへの変身など新要素が追加された作品としても特徴的です。
ステージは合計8つあり、それぞれが個性的なうえに「長く楽しめた」と好評されています。
●スペランカー
「マリオ」シリーズのようにステージ攻略をメインとした作品は数多いものの、個性的かつ熱狂的な作品を挙げるなら「スペランカー」です。
この作品はアメリカ合衆国で1983年に、日本では1985年に発売されました。
迷宮の最下層を目指していく洞窟探検家を操作していきますが、この探検家は「ファミコン史上最弱の主人公」として有名です。
ある程度の高さから落ちてしまうだけでアウトという仕様は高い難易度となっており、そのため批判的な意見もあります。
実際にそれほどヒットもしていませんが、先述したように熱狂的なファンもおり、何よりも続編があるほどです。
「マリオ」でも「スペランカー」でも続編がある作品はそれだけファンがおり、愛されている証拠ですが3つ目に挙げられるソフトもまた文句なしに大人気と断言できます。
●ドラゴンボールZ強襲サイヤ人
1990年に発売された「ドラゴンボールZ強襲サイヤ人」は当時アニメが放送されていた事もあり、遊んだ人はかなりいるようです。
その評価はファミ通のクロスレビューによれば40点中25点で、ファミリーコンピュータMagazineにおける読者投票では30点中23点となっています。
システムは育成のようなレベル上げ、そして3D的な表現がされた戦闘の演出など意欲的なところがあるのも特徴的です。
ストーリーはドラゴンボールZに沿っているものの、オリジナル要素もあります。